今や老若男女を問わずに日本でも7割り以上の方たちが持っていると言われるスマホですが、普段私たちはどの位スマホに携わっているのか?その使用用途や考えられる心身への影響その実態とそれが私たちの生活や健康にどの位影響をするのか?そして解決策はどの様なことが挙げられるのかについて記載させていただきます。
いつも無意識に触っているスマホですが、ここで改めて私たちの生活習慣について振り返ってみると色々なことが分かると思いますので、特に最近体の調子があまり良くないなどという場合にはスマホ中毒かもしれません。
思い当たる方は、スマホの使用時間に気を付けてみた方が良いかもしれません。
スマホを使用している時間はどの程度?
実際に1日の中でどの位スマホの使用時間があるのかを考えてみましょう。
もし本当にスマホ依存症の方なのであれば、朝起きて出勤するまでの間、顔を洗ったり仕事服に着替えている時はさすがに見ることができませんが、朝食を食べている場合やコーヒーを飲んでいる時には見ることができますのでこれらもスマホの使用時間に入るといっても良いでしょう。
家を出て駅に行くまで、歩いたり自転車で行く方はスマホを見ることはできませんが、バス通勤の方は確実にスマホの使用時間となります。
電車に乗っている時についてはいうまでもありませんが、大多数の方がスマホの使用時間だと言っても良いでしょう。
電車の席で、特に若い人を見ているとスマホをいじっていない人を見つけることが難しいと言っても過言ではない程スマホの使用時間はすごいことになっています。
日中は仕事中だとはいえトイレに行った時やお昼時間、また営業の方は移動中にも絶好のスマホの使用時間となります。外回りの人たちに関しましては5時間程度1日の中でスマホを見ていると言っても過言ではないでしょう。
朝6時に起きて夜12時に寝ると仮定した場合でも18時間のうち、3~4時間は触っていると考えられます。
スマホの所持率が依存に繋がっている
スマホをお持ちでしょうか?という当たり前の質問は今から5~10年前のお話であり、現在するべき最適な質問は『ガラケーですか?』という質問の方が正しいのかも知れません。
因みに現在の日本ではスマホの所持率は60%~70%とされていますが、特に20代については何と94%の所有率となっているそうです。
ただ持っているだけではスマホへの依存だとは言えませんが、MMD研究所が大多数の方にアンケートを取った所、自分はスマホへの依存をしていると回答した人が全体の8割を超えているみたいです。
具体的にどの様な部分でスマホへの依存をしているかといえば、朝から夜、寝るまでの間ほとんど手にスマホを握っているという方も少なくはないぐらい。
スマホがないと不安になってしまったり、カバンにしまったはずなのに何処かにいってしまったなど、かなり精神的に動揺してしまう場合もある様なので、別角度から見ても現代人はスマホへの依存が高いと言えるでしょう。
最近ではスマホのながら歩きが原因で人とトラブルになってしまったり、電車のホームから落ちてしまう事故などもあります。普段私たちはかなりスマホへの依存度が高いことはご理解いただけたかと思いますが、スマホへの依存については考え直さないといけない時期に来ているかも知れません。
使用理由はゲームや調べものが多い
スマホに依存している方は、長時間スマホを使用をしているという調査結果のデータがあるのですが、実際にスマホの使用理由にはどの様な物があるのでしょうか?
スマホの使用理由は年代によっても異なりますが、まず10代や20代の方たちのスマホの使用理由で多いのはラLINE(ライン)やFacebook(フェイスブック)などSNSを使って友人や恋人と交信をしたり、またゲームをしたりすることが多い様です。
若い世代はゲームが好きな年代でもありますし、ましてやスマホを持っていればいつ何処で誰とでもゲームができます。
SNSと連携が出来るゲームがあったりもしますので友達と協力体制を取りながらゲームを進めて行くことも可能なのでその様な目的で利用している人も多い様です。
30代に入ると新聞やネットニュースで出勤前に経済やビジネスの情報収集をしている人たちが多くなってきます。
確かに満員電車の中で新聞紙を広げると迷惑になり、最悪の場合にはそれが原因でトラブルになってしまう場合もあるので、そういう意味でいうとスマホの使用理由としては便利で安全だと言えるでしょう。
特に各社新聞の電子版も1ヶ月数千円で掲載をしていますので、経済的に少し余裕が出てきたこの年代では活用しやすいサービスとなっています。
30代もゲームをスマホの使用理由になっている方たちも多いですが、どちらかというと将棋や麻雀、農園ゲームなど落ち着いたゲームを行なっている方も増えてきます。子供がいる世帯も多くなってくる年代なのでなかなかゲームする時間もないかもしれませんね。
年配者のスマホの使用理由としては、昨今は株やインターネットビジネスもパソコンだけではなくスマホで作業や振込手続きができますので、これらの事を通勤なや移動中に作業している方も増えてます。
色々ありますが、何かをするときはスマホを活用する場合がほとんどなのであっという間にスマホを使って1時間~2時間が経ってしまい、スマホを触っている時間が増えてしまうのです。
スマホが原因の障害
確かに便利なだけにどうしても1日の中でスマホに携わる時間が増えてしまいがちなのですが、しかしその分スマホが原因の障害という物があります。
スマホが原因の障害を拭い去るにはスマホの使用は程々にすることが健康を維持することにもなります。まず障害として起こり得ることは目に関することです。
ブルーライトによる眼精疲労
ブルーライトによるものなのですが、ブルーライトとは人間が目で見ることが可能な光の中でも一番波長が短い物になり、強いエネルギーを持っています。
ブルーライトに接触し過ぎてしまうと眼精疲労になり、頭痛になってしまいます。
スマホが原因の障害の中で多いのが睡眠不足や朝目が醒めるとスッキリしないということがありますが、これは寝る前にスマホのブルーレーザーを浴びると脳が冴えてしまい体内時計を狂わせてしまっているのです。
実生活では難しいかも知れませんが、解決策と致しましては夜21時以降は自律神経のバランスを保つ為にもなるべくスマホを見ない様にするなど、長時間スマホを使わないようにするなど対策が必要です。
スマホ腱鞘炎
スマホを操作する場合に片手操作をすることで、親指が腱鞘炎になってしまうのです。
また関連するスマホが原因の障害は『スマホ肘』という物があります。
気がついたら長時間スマホに没頭していたせいで、手首や肘が不自然な位置で固定されてしまったことで、過度の負担がかかってしまいますので痺れや痛みが生じてしまうことがあります。
特に最近ではスマホが大きくなっており、重量も増えていますので負担がかかっているのでしょう。
気が付くのが遅くて体の一部に問題が生じてしまうこともあり、これらは後から判明することが多い障害になります。
コミニュケーション能力の低下
私たちが人間社会の中で生きて行く上で最も大切なことに関して影響が出てしまうこともあります。
それは『コミニュケーション能力の低下』です。
確かにスマホに携わる時間が増えれば増える程、スマホの操作が早くなったり詳しくなったりします。
機械に強くなったり色々な知識を持つ人間として成長して行けることは間違えないのですが、しかしその反面でスマホが原因の障害として人と交流を持つことが苦手になってしまい、上手く会話のキャッチボールができなくなったり、人の目を見て話せなくなったり、スマホを触っている方が落ち着くなどという症状が起こる場合もあります。
人の温かみであったり、人と一緒に何かを作り上げていくと言った作業ができない人間になってしまい、会社や団体組織の中で生きて行くことが難しくなってしまうかもしれません。
これもスマホを使用する時間が多ければ多いほど陥りやすいことになりますので、要注意が必要です。
まとめ
スマホの使用時間ということについて書きましたが、スマホを良く利用している方は思い返してみると最低でも行き帰りの電車の中や帰宅後の時間を含めると最低でも2~3時間はスマホを利用している時間があるのではないでしょうか?
スマホは言ってみれば時代が進歩した結果だと言っても過言ではありませんので、別にスマホを活用することがダメだという訳ではないのですが、その反面で体に支障をきたしてしまうことがありますので、使い過ぎや時間には注意する必要があります。
例えば連続して2時間と、30分を4回に分けるのとでは目や体にかかる負担が違います。
スマホの使用時間としては同じかも知れませんが、なるべく分割して利用することによって、体への負担を減らすことができます。
最近では『恋人の顔を見る時間よりもスマホを見ている時間の方が長い』だなんていう方もいますが、人間社会で生きている以上は人とのコミニュケーションは取るのも大事。
人付き合いは、とても大切なことです。
スマホの利用時間が多い方は、スマホ中毒ならないようたまにはストップしてリアルに人と話すことを忘れない様にしましょう。他の方の画面をチラ見したりして、スマホで何をしているか気になるときもあるかと思いますが、がまんしてみてください。
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