ここ数年でスマホの普及率が一気に広まったことでブラウザだけではなく、アプリの普及率が高まっており、LINEやFacebookなどコミニュケーションアプリを始めとして音楽系や健康に関する物など幅が広く、その市場はこれからも広がって行くと思われます。
楽天市場はアプリ経由で購入するとポイントがついたりするのでショッピングでも活用できることもあり、節約や生活する上でもかかせなくなっているアプリになりますが、そんなアプリの市場とはどの様なものなのか、また各国の取り組みはどうなっているのかについて書いていきます。
アプリの市場について
普段何気なく使っているアプリですが、スマホの普及に伴いその市場は拡大しつつあります。
停滞しているマーケットもある中で、アプリ市場について言えば世界市場は未だ成長しつつあります。
市場調査会社のリサーチによると、日本は収益拡大期を迎えており、更に中国やインドはこれから成長してくるであろうと言われています。
アプリ市場の詳細ですが、まず全世界のスマホユーザーのアプリダウンロード数は15%増加していて総利用時間は25%増加しています。
業界では『アプリエコノミー』などと呼ばれており、世界的に見ても成長している傾向にあることが分かります。
特に中国のアプリ市場については、成長率が高いことも特徴の1つとして挙げられます。
新興国や発展途上国においても最近ではスマホやモバイル端末を保持する人が増加していることと、アプリ市場においてネット接続可能な地域が広がっていますので比例してアプリを利用する人が増えてきている現実があります。
その中でも動画アプリは万国共通のアプリ発展のための切り口としてアプリ市場についてはコミニュケーションアプリと同等にマーケットをけん引していると言えるでしょう。
利用時間とダウンロード数
2016年の調査機関による結果を見てみますと、昨年に比べてアプリの利用時間とダウンロード数が伸びています。
全世界で見ても2016年にはアプリの総利用時間は2015年に比べて1500億時間以上も増えており、約9000億時間に達しています。
この数字は利用時間とダウンロード数にも比例をしていて、スマホやモバイル端末ユーザーが平均1日約2時間以上はアプリに接している計算になります。
利用時間とダウンロード数(ダウンロードはアップデートも含む)に大きく貢献したアプリはGoogleとFacebookの物で、これら2社は広告事業を行なっていますので、とても好ましい状況だと言えます。
利用時間とダウンロード数の増加の地域ごとの状況を見ても多くの国で前年比20%程度増えておりまして、特にアメリカでは約25%も増加していました。
特にここ一年の利用時間とダウンロード数において大きく変化があったカテゴリーとしては、通信系・ソーシャルネットワーク系・動画プレイヤー計算の3カテゴリーとなります。
これらのカテゴリーにおける利用時間とダウンロード数については実際に利用している方も多いと思いますが、Chromeブラウザ、Facebook、YouTubeが上に記載をした各カテゴリーに大きく貢献をしています。
利用時間の増加も著しい成長がありますが、特にダウンロード数についてはiOS App StoreとGoogle Playを合わせた数が前年から130億件以上増加、900億件というものすごいシェア数となっています。
日本同様に成熟市場となるアメリカ、ドイツにおいてもダウンロード数の伸び率は鈍かったようですが、利用時間や収益面においては継続をして高い伸び率を示しています。
新興国の市場と成長
日本やアメリカを除く新興国の市場成長についてですが、ここで言う新興国とは主に中国やインドのことを指します。新興国の市場成長の中でも中国においては2015年にはiOS App Storeのダウンロード数においてアメリカを追い抜いて来ました。
2016年においては収益面においてもアメリカを追い抜いたと言う調査結果があり、新興国の市場成長の中でも目まぐるしい展開となっていて、第4四半期には中国パブリッシャーの収益が20億ドルを突破して国別に見てもiOS App Store史上最も大きな収益となっています。
この素晴らしい業績の裏には昨今経済成長を遂げている中国に対するAppleの強い注力度合いが結果を出していると言っても良いでしょう。
次の新興国の市場成長はインドについてです。
インドも新興国の市場成長には大切な役割を担っています。
例え100ドル程度の安価なスマホだとしても13億人の市場は他国に類を見ない想像を絶するスマホシェア率になりますので、比例をしてアプリの新興国の市場成長にも大きく貢献をしています。
具体的にはインドは2016年には急成長を遂げており、Google Playのダウンロード数において何と米国を抜いて世界第一位になりました。
ここ2年間におけるインドの成長は今後のさらなる成長を踏まえ、アメリカを抜いて世界第2位のスマホ市場となりました。
モバイルショッピングの利便性
アプリの市場を語るに当たってはソーシャルネットワークサービスやミュージックアプリ、動画アプリもさることながらモバイルショッピングの利便性も我々の生活に大きく貢献をしていますので忘れてはいけません。
これはインターネットの普及と共にスマホアプリの成長が深く寄与しています。
特にスマホを活用することで消費者は自宅だけではなく電車の中やレストランなど、時間や場所を選ばずにどこでも買い物ができるのことがモバイルショッピングの利便性に直接効果を成しており、購買意欲に変化が出てきいてることは揺るぎない事実と言えます。
消費者の購入タイミングや時間帯に関しても従来は朝、晩に集中していたのですが、スマホが活用できる事で、通勤通学の電車の中や外回りが多い職種の方は日中の移動中の時間帯にもモバイルショッピングの利便性の恩恵を受けています。
これらは、各個人のストレス低減にもつながっており、強いて言えば仕事の効率化にも功を成していることも事実です。
モバイルショッピングの利便性は消費者側だけではなく、店舗側の立場においてもモバイルベースで商品を販売した方が経費や費用のかかり方が実店舗を構えるよりも全然違います。
実店舗を持つと言うことはそれなりに先行投資や場合によっては人材も必要になりますが、モバイルショッピングの利便性を活用すればホームページの維持費だけでそんなに大企業程度の経営を考えている訳ではなければ最低一人いれば運営が可能です。
この様に売り手側と買い手側の両方にとってモバイルショッピングの利便性はメリットがあることから全世界のモバイル小売の収益は2016年の時点では前年比で53%増加しておりまして2200億ドルに到達しているものと予測されています。
まとめ
普段私たちは当たり前の様にスマホを起動してアプリを活用していますが、改まってアプリの市場性や人気のあるアプリの分野を振り返り、日々の私たちの生活の中にどの様に溶け込んでいるかを認識すると言うことはとても興味深いことになります。
またスマホやアプリの需要増加は日本だけのお話ではありませんので、少し視野を広げてみると世界各国がどの様に取り組んでいるのかが分かります。
更に俯瞰してみればここ数年でモバイルやアプリの市場が急激に成長している国と言うのはその国の発展に直結していると言っても過言ではありません。
理由と致しましてはそれだけ個人収入が増えており、アプリを活用して音楽を聞いたりショッピングをしたりなど生活の一環に常にアプリがあると言うことですので、先進国と同等の生活レベルになりつつあると言うことになります。
昨今では最終的には企業の収益につながる動画サイトを活用した物販やセミナーをアプリを活用して行っている方たちも増えてきているので、費用をかけずに企業PRを行うことも可能になっているので今後のビジネスのやり方も変わってくる可能性もあるでしょう。
コメント